最近、KOIYALブログを読んでくれる方が少しずつ増えてきました。
これまでは、記事を公開したらXやThreadsなどのSNSでお知らせすることが中心でした。ただ、SNSはフォローしていてもおすすめ投稿がタイムラインに出ることも多く、「せっかく読んでくれている方に、記事更新をもう少し確実に届けたい」と思うようになりました。
そこで、KOIYALブログの更新情報をお届けするために、メルマガを始めることにしました。
内容としては、まずはかなりシンプルです。
- 新しい記事を公開したときのお知らせ
- メルマガ更新タイミングでの気になる最新AIニュースのまとめ
- KOIYALで試しているツールやサービスの検証メモ
- セミナーや研修、イベントなどのお知らせ
KOIYALブログを継続して読んでくれる方に、記事更新を届けることが目的なので、頻繁に送りすぎない、読んだらなにか一つでも良いことがあるを信念に始めたいと思います。
そのために、どのメルマガ配信サービスを使うかを検討しました。
Resendはかなりおすすめ
今回の記事ではBrevoを検討した話を書きますが、まず前提として、これからメールマーケティングやメール配信の仕組みを作る人には、私はResendを第一候補としておすすめします。
Resendは、開発者向けのメール送信サービスとしてかなり使いやすいです。
APIがシンプルで、ドキュメントもわかりやすく、React EmailやTypeScriptとの相性も良いです。HonoやCloudflare Workersのような構成にも組み込みやすく、個人開発や小規模SaaS、メディア運営のメール送信基盤として非常に扱いやすいと感じています。
実際、私はすでに別サービスの「レポアン」でResendを使っています。
トランザクションメール、たとえば以下のような用途にはかなり向いています。
- アカウント登録時の確認メール
- ログイン通知
- 問い合わせ完了メール
- アンケート回答後の通知
- サービス内イベントに応じた通知
- シンプルなニュースレター配信
しかも、Resendには無料プランがあります。
2026年6月10日時点では、無料プランで月3,000通まで送信できます。小さく始めるには十分です。
そのため、まだメールマーケティングを始めていない人や、最初のメール配信基盤を作りたい人には、まずResendを検討してよいと思います。
今回はResendの無料枠で引っかかった
Resendが良いサービスであることは変わりません。
ただ、今回KOIYALブログ用に使おうとしたところ、無料プランの制限に引っかかりました。
Resendの無料プランでは、登録できるドメインが1つまでです。
私はすでにレポアンでResendを使っており、無料枠のドメインを使っています。
そのため、KOIYALブログ用に新しくドメインを追加しようとすると、無料プランの範囲では対応できませんでした。
もちろん、Resendを有料プランにすれば解決します。
ResendのProプランでは、月50,000通まで送信でき、登録できるドメインも増え、1日の送信上限もなくなります。
お世話になっているサービスですし、有料化するという選択肢はかなり自然です。
ただ、今回やりたいことは、KOIYALブログの更新通知であり、レポアンのようなSaaSの通知メールとは少し性質が違います。
レポアンの場合は、フォーム回答のコピーを回答者へ送信するなどでも利用しています。
そこで、これを機に「メルマガ用途なら、Resend以外のサービスも試してみてもよいのでは?」と思い、Brevoを検討することにしました。
今回やりたいこと
今回やりたいことは、KOIYALブログを読んでくれている方に、記事更新をメールでお知らせすることです。
具体的には、以下のような運用を想定しています。
KOIYALブログの記事を読む
↓
記事下やチャットからメルマガ登録
↓
新しい記事を公開したらメールでお知らせ
最初から複雑なステップメールを作る予定はありません。
まずは、次の3つができれば十分です。
- メールアドレスを登録できる
- 記事更新のお知らせを配信できる
- 配信停止ができる
メルマガサービスを選ぶときに見たポイント
今回、サービスを選ぶときに見たポイントは次の5つです。
1. APIがあること
KOIYALでは、Hono、Cloudflare Workers、Cloudflare D1などを使ってサービスを作ることが多いです。
そのため、メルマガもできれば自社のブログやサービスとAPIでつなぎたいです。
たとえば、ブログの購読フォームから登録されたメールアドレスを、API経由で配信サービスに登録するような使い方です。
管理画面からCSVをアップロードする運用だけだと、後々つらくなりそうです。
2. CLIがあること
最近は、Claude CodeやCodexなどのAIコーディングツールを使って開発することが増えています。
そのため、CLIがあるかどうかも気にしています。
CLIがあると、設定確認やアプリ作成、認証、ローカルテストなどをターミナルから進めやすくなります。
3. 無料プランまたは低価格で始められること
今回のメルマガは、最初から大量配信するものではありません。
まずはブログを読んでくれている方に登録してもらい、記事更新を届けるところから始めます。
そのため、無料プランか低価格プランで始められることも重要です。
4. メルマガ運用に必要な機能があること
具体的には、以下のようなものです。
- 購読者管理
- タグ・セグメント
- 配信停止
- メールテンプレート
- 開封・クリックなどの基本レポート
- キャンペーン配信
今回は「早くメルマガを始める」ことも目的なので、こうした機能が最初からあるサービスを優先しました。
また、機能が多すぎて迷うことがないことも重要でした。
ResendとBrevoの比較

今回、特に比較したのはResendとBrevoです。
どちらもAPIがあり、開発者がサービスに組み込みやすいメール配信サービスです。
ただし、得意な方向性は少し違います。
| 項目 | Resend | Brevo |
|---|---|---|
| 印象 | 開発者向けのメール送信サービス | メールマーケティング寄りの配信サービス |
| 向いている用途 | SaaS通知、トランザクションメール、シンプルなメール送信 | メルマガ、キャンペーン配信、リスト管理 |
| API | あり | あり |
| CLI | あり | あり |
| 無料プラン | 月3,000通、1日100通、1ドメイン | 1日300通まで送信可能 |
| 無料枠で気をつけたい点 | 複数ドメイン、1日100通超、月3,000通超 | 1日300通超、無料プランでの一部制限 |
| 有料化を考えるライン | 複数サービスで使う、送信数が増える、読者数が増える | 送信数が増える、ロゴ削除、より本格的なメールマーケティング |
| 開発者体験 | かなり良い | API/CLIもあり、想像より開発者向け |
| 管理画面 | シンプル | メルマガ運用向き |
| リスト・セグメント管理 | あり | あり。メルマガ用途では扱いやすい |
| 配信停止 | 対応可能 | 対応可能 |
| 開封・クリック確認 | 対応可能 | 対応可能 |
| キャンペーン配信 | 対応可能 | 得意 |
| 今回の印象 | 最初のメール配信基盤としておすすめ | ブログ更新通知には相性が良さそう |
Resendは、メール送信をアプリケーションに組み込む体験がかなり良いです。
たとえば、Webサービスを作っていて、ユーザー登録、問い合わせ、通知、フォーム回答のコピー送信などを実装したい場合には、かなり扱いやすいと思います。
一方で、Brevoはメルマガ運用に必要な機能が最初から揃っている印象です。
連絡先管理、タグ・セグメント、キャンペーン配信、テンプレート、開封・クリックの確認など、ブログ更新通知やニュースレターを始めるうえで見たい機能がまとまっています。
Resendの無料枠で気をつけたいライン

Resendの無料プランは、小さく始めるにはかなり十分です。
ただ、今回のように複数のサービスやメディアで使いたい場合は、以下のラインを意識する必要があります。
登録できるドメインは1つまで
今回、私が引っかかったのはここです。
すでにレポアンでResendを使っているため、KOIYALブログ用に新しいドメインを追加しようとすると、無料プランでは対応できませんでした。
1つのサービスだけで使うなら問題になりにくいですが、複数サービスを運営している場合は早めに当たる制限だと思います。
1日100通まで
無料プランでは、1日の送信数にも上限があります。
トランザクションメールであれば最初は100通でも十分かもしれません。
ただ、メルマガの場合は1回配信するだけで登録者数分のメールが送られます。
登録者が100人を超えると、記事更新メールを1回送るだけで無料枠の1日上限を超える可能性があります。
月3,000通まで
月3,000通という無料枠は、小規模なメール配信には十分です。
ただ、登録者が300人いて月10回メールを送ると、それだけで3,000通になります。
記事更新のお知らせ、月間まとめ、イベント案内などを送る場合は、月間送信数も見ておいた方が良さそうです。
もちろん、これらは無料プランの制限なので、本格的に使うなら有料化すれば解決できます。
ResendのProプランでは、送信数やドメイン数の上限が大きく増えます。
そのため、最初からResendにまとめて運用するのも十分ありです。
Brevoを選んだ理由

今回Brevoを選んだ理由は、メルマガ用途に必要な機能が揃っていて、無料から試しやすかったからです。
Brevoは、以前のSendinblueです。
メールマーケティング、トランザクションメール、フォーム、セグメント、オートメーションなどを扱えるサービスです。
最初は管理画面で使うメルマガサービスという印象が強かったのですが、APIもCLIも用意されていました。
Brevo CLIを使うと、OAuthアプリの作成や認証、ローカルでのテストなども進められます。
最近はClaude CodeやCodexのようなAIコーディングツールを使って開発することも増えているので、CLIで扱えるのはありがたいです。
ブログ側との連携としては、以下のような形を考えています。
KOIYALブログ
↓
記事下やチャットからメルマガ登録
↓
Hono / Cloudflare Workers
↓
Brevo API
↓
連絡先登録・リスト管理
↓
記事更新メール配信
最初は複雑なステップ配信までは行わず、連絡先登録と記事更新メールから始める予定です。
必要に応じて、タグやセグメントを使って配信内容を分けていければと思っています。
他のサービスも軽く検討した
HubSpotも選択肢には入りました。
ブログ読者をCRMに登録し、AI研修や問い合わせ、商談管理まで一体化したい場合はかなり強そうです。
ただ、今回はまず記事更新のお知らせを始めたいので、少し大きすぎると感じました。
Customer.ioは、プロダクト内の行動に応じたメール配信や細かなセグメント管理に向いていそうです。
APIやCLIもあり魅力的ですが、本格的なマーケティングオートメーションをやる段階で改めて検討したいサービスです。
Amazon SESは、とにかく安く大量配信にも強いです。
ただし、購読者管理、配信停止、テンプレート、クリック計測、管理画面などを自前で作る必要があります。
今回は早く始めることを優先したかったので、メール送信インフラよりもメルマガ機能付きのサービスを選びました。
結論:まずはBrevoでKOIYALブログのメルマガを始めます
メール配信をこれから始める人には、まずResendをおすすめします。
APIがシンプルで、開発者体験が良く、無料プランもあり、小さく始めるにはかなり使いやすいです。
特に、SaaSやWebサービスの通知メール、トランザクションメールには向いていると思います。
一方で、今回の私のように、すでに別サービスでResendの無料枠を使っている場合や、複数ドメインで運用したい場合は、無料プランの制限に当たることがあります。
そこで、KOIYALブログのメルマガにはBrevoを使ってみることにしました。
最初は、記事更新のお知らせが中心です。
加えて、メルマガ更新タイミングで気になった最新AIニュースや、KOIYALで試しているツールの検証メモなども入れていく予定です。
頻度は多すぎないようにしつつ、「読んだらなにか一つでも良いことがある」メルマガにしていきたいと思っています。
今後は、実際にBrevo CLIやAPIを使って、KOIYALブログの購読フォームと記事更新通知を実装していきます。
料金・無料枠・CLI対応状況は2026年6月10日時点で確認した内容です。各サービスの仕様は変更される可能性があるため、導入時は公式ページをご確認ください。